西本智実指揮 クリスマス・アダージョ with シンフォニエッタ・クラコヴィア
サントリーホール 大ホール (1階17列20番台)
行ってきました!久しぶりの西本さん~♪
もう、すっかり渇望的だったので、しっかり潤って帰って来ました。
最近あっちの劇場こっちの劇場と色々付き合ってくれている、decomoさんを引き連れて。
「西本智実 with ミッシャ・マイスキー&ラトビア国立交響楽団」の公演のころからすでに告知されていた、今回のクリスマス・アダージョ。
先行特典付でちょっとお安くとれたチケットは、文句なしのド・センター!というとっても良い席。
音も良し、視界も良し、居心地も良し。
どこを取ってもおいしいところだらけの席で楽しんできました。
今回の公演は、「楽しい場面」が沢山でした。
なによりもまず特筆すべきなのは、今回のプログラム内容!
もー、どこを切っても大好きな曲が沢山!なのです!
▼第1部
- ミュージカル『オペラ座の怪人』より 序曲
Andrew Lloyd Webber: from the musical The Phantom of the Opera - Overture- ミュージカル『オペラ座の怪人』より 「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
Andrew Lloyd Webber: from the musical The Phantom of the Opera - "Music of the Night"- ミュージカル『レ・ミゼラブル』より 「夢やぶれて」
Claude-Michel Schonberg: from the musical Les Miserables - "I Dreamed a Dream"- ミュージカル『レ・ミゼラブル』より 「空の椅子とテーブル」
Claude-Michel Schonberg: from the musical Les Miserables - "Empty Chairs at Empty Tables"- マスカーニ: 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
Pietro Mascagni: Intermezzo from the opera Cavalleria Rusticana- プッチーニ: 歌劇『マノン・レスコー』より間奏曲
Ciacomo Puccini: Inttermezzo from the opera Manon Lescaut- ミュージカル『アスペクツ・オブ・ラブ』より 「ラブ・チェンジズ・エヴリシング」
Andrew Lloyd Webber: from the musical Aspects of Love - "Love Changes Everything"▼第2部
- ハチャトゥリアン: 組曲『仮面舞踏会』よりワルツ
Aram Khachaturian: Waltz from the Masquerade Suite- 映画『ティファニーで朝食を』より 「ムーン・リバー」
from the movie Breakfast at Tiffany's - "Moon River"- ジャゾット: アルビノーニのアダージョ
Remo Giazotto: Albinoni's Adagio- ミュージカル『ミスサイゴン』より 「神よ何故?」
Claude-Michel Schonberg: from the musical Miss Saigon - "Why God Why?"- ミュージカル『ミスサイゴン』より 「命をあげよう」
Claude-Michel Schonberg: from the musical Miss Saigon - "I'd Give My Life for You"- ミュージカル『ミスサイゴン』より 「世界が終わる夜のように」
Claude-Michel Schonberg: from the musical Miss Saigon - "Last Night of the World"- チャイコフスキー: バレエ組曲『くるみ割り人形』より 「花のワルツ」
Tchaikovsky: Complete ballet op.71 "The Nutcracker" Tableau III: Waltz of the flowers- 「ウィンター・ワンダーランド」
Winter Wonderlandアンコール
- きよしこの夜
まず、1曲目。
ここからもう、ため息の嵐です(笑
Phantom of the Operaは、私が大好きなミュージカルナンバー。
でも、劇場で実際のミュージカルを見たことはないので感動もひとしお。
やっぱり劇場に見に行きたいー!
序曲は、ドーン!バーン!と重々しく響く序曲ばかり聴いていたので、今回のわりと上品な序曲は結構新しい曲を聴くような新鮮さがありました。
そこから続く、ファントムの「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」。
Lee Meadはどちらかというと、ラウル子爵のイメージの声だよなぁと思いながら聴いていましたが、実際「All I Ask of You」を歌っていたり、最近出演した「オペラ座の怪人」でラウル子爵を演じたりしてたみたいです。
続いて、Soujung Leeの歌う「夢やぶれて」。
この曲も大好きなのです。
同じ曲のYouTubeがありました(*'▽'*)
(蛇足ですが、Susan Boyleの歌う「夢やぶれて」はとてもリアリティがあって、いいですよね~。)
Soujung Leeの声は、とっても綺麗なんですが、個人的にはもう少し高い声が好き。
大人の女!って雰囲気で、舞台での挨拶もかなり端的。
でも、不思議とどこか涙を誘う声でした。
なんどかウルルッときてしまって(笑
Lee Meadは、とっても綺麗な声でした。のびがあって聴いてて心地が良い。
挨拶の仕方や、登場のたびに愛嬌を振るしぐさは少年のような可愛さがあったけれど...まさか、私と同い年とはー!
Lee Meadが愛嬌を振りまいて何度も挨拶している隣で、さっさと袖にひっこんでしまうSoujung Leeの姿は、対照的で笑いすらおこっていました。
後半の最初は、コンマスさんが来なくて。
色々トラブル?を抱えながらも、みなさんその場で打ち合わせながらこなして。
冒頭の「仮面舞踏会」は、浅田真央ちゃんのナンバーとしても有名。
この曲、いい曲ですよね...西本さんのCDで何度も聴いている、大好きな曲です。
今回のプログラムはアンケート結果を生かしてとありましたが、仮面舞踏会と花のワルツをもってきたのはやるなぁ~!と個人的に、唸りました。
大人の雰囲気のメリハリのある仮面舞踏会と。
可愛いふわっとした花のワルツ。
この対比、1度に味わえるのってなんだか贅沢な気がしました。
アルビノーニのアダージョ!この曲も大好きです。
舞台上にもどってきたコンマスさんが腕を見せつけ、とっても綺麗な響きを聴かせてくれました。
今回のオケでは、ピアノもオルガンも見えず...でも、音はしっかり聞こえてきていたので...電子ピアノだったのでしょうか?全体が見えるはず自分の席からは見つけられず...。
もしかして打楽器さんたちと並んでいて、コントラバスの後ろにちょうど隠れて見えなかったのでしょうか。
そして、ミスサイゴン。
このタイトルの曲は初めて聴いたのですが、見事に3段落としを食らった気持ちです。
「神よ何故?」でウルッときて、「命をあげよう」でウルルッときて、「世界が終わる夜のように」でふわーーっと気持ちがどこかに飛んでいきそうになりました。(笑
プログラムが終わると、オケさんたちも力強く足を踏み鳴らしていて。
ここまで大きな音を出しているオケさん、西本さんの指揮では初めてです。
1部目が終わって休憩に入るときはステージ上から引きながら、カメラで会場を撮影している奏者さんもいたので、よほどみんなこのツアーを楽しんでいるんだろうなーという雰囲気でした。
一通り終わった後のアンコールは、きよしこの夜。
1番目はEnglish版。2番目は日本語版。
Soujung Leeは日本語も上手なようでスラスラと歌い、Lee Meadは「フフフッ」と照れ笑いを見せながら胸ポケットからカンペを取り出し。
そして最後は、西本さんも時折客席に向かって指揮棒を振り、ニコニコと「カモーン」の手振りをして観客の声を誘って、会場全員で。
本当に、楽しい!楽しい!楽し~~~い!とウキウキであっという間の時間でした。
一通り音楽を楽しんだ後は、お気に入りのマリアージュフレール。
今回の茶葉は、ちょうど直前に聴いたラジオで紹介されていた「マルコポーロ」。
マリアージュフレール定番のラインナップのようですが、流石。
定番人気なだけに、文句のつけようもないおいしさでした!
その後は銀ブラを楽しみ、地元に戻って行き着けのカレー。(笑
食べて、歩いて、電車に乗って、食べて。
その間も、あの話この話と、全く話が尽きないこの2人。
次回は、最近マイブームなあの方に会うため、俳優座のイベントへ行きます。
本当に、とどまることを知りません。(笑
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