宝塚歌劇 月組
ミュージカル「THE SCARLET PIMPERNEL」
東京宝塚劇場 1F 12列
(役代わり ショーブラン:龍 真咲 アルマン:明日海 りお)
月組の新トップお披露目公演は、星組で公演されたスカーレットピンパーネル!
星組の新トップお披露目公演のときの太王四神記IIのときもそうだったけど、再演はや~い!
相変わらず、チケットが取れずに友の会のお友達にお世話になっていますが・・・
前回のスカピンも見れなかったので、ワクワクしながら見てきました(〃ω〃)
毎公演お買い上げのパンフレットも、しっかりGet。
パンフレットを見ていると、写真がいつもと違う感じがするのですね。
補正がはいってるので確実ではないですけど、陰影のつけかたとかあれこれ違うのです。
そういったら、お友達のうなが「スカピンの時のカメラマンがいるみたい」ということを教えてくれて、もう一度パンフレットを見てみると、確かに普段はない「Photo by Leslie Kee」というカメラマンクレジットがありました。
シンガポール出身で東京ビジュアルアーツ写真学科卒業の写真家で、ファッション・広告・CDジャケットなどの撮影を中心に日本・ニューヨーク・アジア圏で活躍中。
浜崎あゆみや倖田來未や、T.M.Revolutionの「UNDER:COVER」なんかのCDジャケットを撮影したり、ファッション撮影系やら、幅広く活躍している方のようです。
やっぱり撮る人がかわると、写真も変わりますな。
さて!本編へ。
今回の月組公演、DVDではたくさんみてるんですが・・・生鑑賞は初めてです!
そういう意味では、ダブルでワクワクです。
今回のこの公演は、2番手が演じるショーブラン役が日替わりになっているそうで・・・
新月組の2番手さんは、以前のトップの"瀬奈じゅん"さんがトップ娘役不在でやったのと同じように、固定の2番手不在でやるんじゃないかという、ウワサがあるとかないとか。
それはそれで、楽しめるんですが、なんだかさびしい気もしますね~。
結論からいいますと。
星組の魅力とは違う、月組の魅力をもった素敵なスカーレットピンパーネルだった!
という感じです♪
とーこさんときりやんの演じるパーシーは、どちらも似て非なるもの。
どちらかというと、とーこさんパーシーのほうが大人っぽさUPで、きりやんパーシーのほうが、お茶目さUPだったようなイメージです。
「もうすぐ馬車がくるころだ。見てこよう」のシーンなんかはかなり個性が分かれていて、気取った雰囲気で「見てこよう」と言ったとーこさんパーシーとは対照的に、「みってこよぉっと~。」という可愛いノリのきりやんパーシーに思わず笑いが漏れましたw
これは、【貫禄の落ち着き=大人っぽさ】と【新トップの若々しさ=お茶目さ】につながるってことなのか・・・はたまたそういう性格付けだったのか・・・月組の以前の公演などをDVDで見ていると、もうすでにきりやんはかなり貫禄とも言えるほどの落ち着きをひらぎは感じていたので個性ではないかと思っているのですが・・・どうなんでしょうね。w
マルグリットも同様で・・・。
あすかちゃんマルグリットのほうがまりもちゃんマルグッリトより大人っぽかった気がします。。
マルグリットは、あすかちゃんマルグリットも可愛くて好きなんですが、個人的趣味はまりもちゃんマルグリットのほうがキュンときました(*'▽'*)
イジケ型が可愛すぎます・・・(汗
まりもちゃんは、星組でスカーレットピンパーネルを経験してるし、新人公演でマルグリットをやっているからなのか、どことなく余裕さえ感じました・・・。
特に、"忘れましょう"の歌声は、「震えてきたよぉぉぉ!ノ゚Д゚)ノ」といいたくなるほどツボでした!!
そして、大好きなショーブラン!ひらぎはスカピンで一番好きなキャラはショーブランです♪
(あの悪役ロマンチストの妄想大暴走っぷりがたまりません。)
今回の公演では、ショーブラン役は龍 真咲サン。
カッコイイ生徒さんだと思うんですが、正直なところ、一生懸命低い声を出しているように聞こえて、声も安定していなくて、ヒヤヒヤしながら見ていました。
ちょっと、粘着質っぽい演じ方も、好みではなかったので・・・。
全体的に、不満はないんですが、残念だなと思うところがポツポツありました。
それから一番性格の違いが出たのは、マリー!
星組のねねちゃんの演じるマリーとは正反対の、大人っぽさ炸裂のマリーも良かったのですが、やっぱりねねちゃんのかわいらしいけど強いマリーが、好きかもです。
とはいえ、全体的にはすでに完成されている作品なだけに、文句なし!
興奮がなかなか冷めない大作だと肌で体感しました。
また見たいなぁ・・・。
今後も、積極的に再演してほしい演目です!
以下は、ネタバレ系の独り言です。
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パーシーとショーブラン、マルグリットでのお笑いシーンは、星組同様日替わりのアドリブでした。
ひらぎが見た回はJCB貸しきり公演だったので・・・
パーシー
「総スパンコールのロングコートにでっかい羽に、大きな帽子!
どう?ぜ~んぶJCBカードで買ったんだ♪」ショーブラン
「結構です!(怒」パーシー
「そっ。またね!しょうぶらぁ~ん!ふんっっ」
イジケてました・・・w
アドリブの内容は、星組DVDの
パーシー
「総スパンコールの服にでぇ~っかい羽背負って頭の上にミラーボール乗っけて!どう?
くるくるくる~って!びかびかびか~って!」ショーブラン
無言で首を振るパーシー
「いらない?いらない・・・あそぅ・・・。
じゃ、またね!ショウ・ブ・ラァ~ン!クルクルクル~♪」
に少しかぶっていたのが残念でしたぁぁぁ・・・
違うバージョンがみたいという、ただのわがままです。
余談ですが・・・
"男とお洒落"のシーンでのみんなのハデハデ衣装への衣装変えで、ジャケットを交換するシーンがあるんですが、きりやんパーシーが「チェンジ!チェンジ!!ノ゚Д゚)ノ」と叫びました。
あれは・・・オバマさん!?と思ったんですが・・・考えすぎですかねw
宝塚はなんといっても女性が男性を演じていることと、歌と踊りの舞台劇とショーが楽しみポイントですが、脇役さんたちの小さな動きや表情1つ1つも馬鹿にできません。
「孔雀を知っているだろう?」で始まる"男とお洒落"のシーンのジョサップの挙動!
あれはきっとDVDではみることができないシーンだと思ったので、ジックリチェックしました。
仮面舞踏会のシーンで、プリンスオブウェールズが登場する場面では、陛下登場した途端、ぴょんこぴょんこ踊りまくってピースサインで登場しましたw
これには、いい意味でイギリスのコメディタッチを表現しているようで、とっても気に入りました。
さらに、プリンスの暴走っぷりは激しくて・・・
前編最後の「ピンパーネルごっこをしよう~!」のシーンの問答は、大爆笑を誘いました。
パーシー「陛下は何の役をなさいますか?」
プリンス「えぇ~。わたしはぁ~、一番偉い役以外やりたくなぁ~ぃ。」
この台詞を、女子高校生風の気だるさで言うものだから、それはもうおかしくておかしくてw
花組の太王四神記のときのチュムチもそうでしたが、宝塚の生徒さんたちはみんな、コミカルな表現が上手ですね~。(*'▽'*)
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