宝塚歌劇 星組
ミュージカル 『ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-』
~藤本ひとみ作「ハプスブルクの宝剣」(文藝春秋刊)より~
グラン・ファンタジー 『BOLERO』 -ある愛-
東京宝塚劇場 三井住友Visa貸切 1階14列
奇跡か!?何かの間違いか!?タダでさえチケット入手が難しい宝塚。
なのに、Visa貸しきり公演の抽選に当選できました♪
あまりにびっくりして、チケットを何度も見直しました。(笑
東京宝塚劇場には、お雛様が飾られていました。
バレンタインムードではなく、お雛様ムードってところが、いいですね。
今回の星組の演目は2回観劇予定なので、ストーリーを楽しみながらも、
オペラグラスを持参して、しっかり見たいところにフォーカスをあてて楽しんできました。
が。
なのですがっ・・・。
この演目、なんだか、どこか・・・物足りなかったです・・・。
お気に入りの生徒さんを楽しむのには十分だったんですけれどっ!!!!!
でも、生徒さんが来てキャーキャー思うのは当たり前なのです。
それは、デフォルトなのです。
その上で、演目のストーリーや構成もしっかり楽しみたいのです。
そういう意味では、ハプスブルクの宝剣は、なんだかいろんなところで消化不良・・・。
舞台装置の展開が楽しい宝塚が、全く楽しめず・・・
舞台装飾系の予算を抑えて衣装に持ってきましたみたいな雰囲気があるし
ストーリーの展開が、リズムに乗れないというか、変則的というか尻切れというか。
正直に書きますが、上演中にはっきりと心の中で
「あれ、宝塚ってこんなにつまらなかったっけ?」と、思いました。
最後の最後で暗幕が落ちるときなんかが一番、ズッコケそうになった感じです。
アーデルハイトとエリヤーフーが再開して、抱き合って終わる!
結局そこに戻るのか!いやでもなんか素敵!
って、盛り上がる気持ちをしっかり裏切られ、お互いが歩み寄るところで暗幕に遮られました・・・。
そんなジラシはいらんのじゃ!!!
なんかそういう、いろんなフラストレーションのたまる演目でした。
ストーリーは感動できちゃうぐらい楽しかったんですけれどね・・・。
ちえちゃん演じるエリヤーフーが苦悩してるシーンとかうぉぉぉっってなりました。
かなめちゃんは王子役が似合うね(笑
後半のBOLEROは、前半のハプスブルクの宝剣と対照的に、きらびやかで豪勢なステージ。
踊れるチエちゃんにとっては、ここからが勝負なんだということなのかと、卑屈担ってしまいそうなぐらい対照的な雰囲気でした。。。
そしてさらに・・・
音響が大暴走。(いつも以上に音ワレ)
ところどころで某作品を彷彿とさせる構成。
オケがいるのに録音BGM。
どうしましたか!どうしたんですか!!!
本当に、いろんな意味で残念でした・・・。
チエちゃんがソロで衣装が両サイドにパッカーンと割れるシーンは、某Apasiona!!を彷彿とさせw
ハトが飛ぶシーンやカラフルなスーツで踊るシーンは、某レビュー・オルキスを彷彿と・・・
ストーリーの中で、タイトルがBOLEROなのに、なぜかアフリカへ・・・。
アフリカのシーンが一番強烈ってどうなんでしょう。
だって、アフカです。
その後のカラスのシーンは、音が割れすぎて、何を歌ってるのかぜんぜんわからず。
とにかく騒がしいシーンとして記憶されました。
あとで復習して、「おれたちゃカラス」と歌ってるとわかったんです~。(´・ω・`)
もちろん、素敵~♪というところや楽しいところもやっぱりいろいろありましたよ。
アフリカのシーンで出てくるホワイトライオンのとよこさんが可愛すぎて鼻血が出るかと・・・。
さらにアフリカシーンの最後で動物たちが猟銃に倒れるシーン。
ちえちゃん(ジゼル)が銃弾を手で捕まえるシーンは、どうやらアドリブらしいのですが、ひょいっと手で受け止めた後、弾を握りつぶしてしまったのか両手を広げて息を吹きかけて飛ばすポーズをしながら「ビザァァァ・・・・」の台詞でした(笑
どこのマトリックスかと思いましたが面白かったw
その後にあった"愛のボレロ"。
ちえちゃんのボレロもよかったし、ちえ&かなめのボレロデュエットもよかった!
でも、このときの男役さんたちの衣装が残念過ぎます・・・なんなんだろうアレは・・・。
そして、ボレロなのに雰囲気が東洋っぽかったのはなぜなのでしょう・・・。
最後のちえ&ねねのデュエットダンスも綺麗かったです。
ネネちゃんの白いドレスのすそから見えるピンクがかわいかったーーー!!
次回見に行くときは、もうすこし聞けるといいなぁ・・・。
あんまり、深く読み解こうとしてはいけませんな。
雰囲気を楽しむぐらいがいいのかも。
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