西本智実 with ラトビア国立交響楽団
ピアノ:ウォニー・ソン
東京オペラシティ コンサートホール (1階5列)
今年初めての西本さんのコンサートは、東京オペラシティ コンサートホールでの、ラトビア国立交響楽団とのツアーでした。
前回のツアーもそうだけど・・・ツアーCDとかって、出ないんでしょうか・・・。
出たら絶対ほしい・・・特に今回のコンサートは!!
1月31日、今日のコンサートはツアー最終日。
Aプログラム・Bプログラムで分かれていて、バイオリニストとピアニストを迎えたプログラム。
Aプログラムはチャイコフスキー尽くし。
ヴァイオリニスト"パベル・シュポルツル"を迎えての、ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35。
Bプログラムは色とりどりプログラム(ひらぎ命名)
ピアニスト"ウォニー・ソン"を迎えての、ラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18。
ちょうどこのコンサートの情報が配信される直前に、「西本さんの指揮でラフマのピアコンが聴きたいなぁ・・・」とTwitterで呟いていたところだったので、即座にチケット手配しました。(笑
今回は、1階5列の席で、ちょっと近いなぁ・・・。と思って会場に向かったのですが・・・。
なんと2列分ステージが広がっていたらしく、席番号3列が1列目に。
ということは・・・ステージから3列目だったんですね(汗
ウォニー・ソンさんの運指をじっくりと見るにはよい場所だったのですが。
さらに、ウォニー・ソンさんに目配せする西本さんの視線の延長線上という恐ろしいほどのベストポジションだったのですが!
残念ながら、ヴァイオリンの音が強くて全体的には聴きづらい結果になってしまいました。。。
前回の第九といい、1階1桁列はちょっと避けたい席続きです。
抽選なのでどうしようもないのですが、そんなに不満なら自分からあえてS席を取らないという選択肢もあるのではないかと考えてしまう今日この頃です。
わがままな悩みといえば、わがままな悩みです。
演奏は、なんだか過去聴いてきたコンサートで一番、「楽しそうだった」のではないかと思います。
ツアー最終日ということがあってなのか。
はたまたなにか違う理由があってなのか。
会場の音響という環境的なものもあると思うのですが・・・。
(そして更に言うならば、マナーという部分で悩まされることがなかった)
今回のツアーは、Aプログラムのヴァイオリニストが体調不良で急遽ソリストが変更になったり、アシスタントコンサートマスターさんが体調不良になったり、コンマスさんのヴァイオリンのアクシデント、続く体調不良での降板などなど。
いろいろなアクシデントを乗り越えての最終日だったこともあるのかもしれないなぁ。
なんて個人的に考えてしまったりします。
もちろん、ほかのツアーでも、トラブルは常にあるのだとは思うのですが。
一番聴きたかった西本さんの指揮するラフマニノフ。
ピアノコンチェルト2番は、今も頭の中で流れています。
頭の中でもやっぱりヴァイオリンの音が大きめですがw
今回のピアノコンチェルトは、すごく優しさと優雅さが強く印象に残る演奏だった気がします。
休憩中に、「すごく女性的な雰囲気のコンチェルトだった気がする」というどなたかの会話が聞こえてきたのですが、まさに!そんな雰囲気でした。
はぅ~。
もう一度聴きたいなぁ・・・。
それから、印象に残っているといえば、アンコールのハンガリー舞曲。
西本さんのコンサートで、アンコールにハンガリー舞曲に遭遇するのは2度目?数回目ですが。
やっぱり、似合いますね。こういう曲。
ピアノ暦10年強ありますがそれも数年前に止まってしまった、今はただの素人の私ですが。
西本さんは女性指揮者でありながら、「女性らしくない」演奏をされるように感じています。
宝塚の男役生徒さんたちが演じる「男性像」がときに本当の男性より男性らしく見えるように、西本さんが振る指揮で鳴る音楽が、ときに男性の指揮者より男らしいことがあってもおかしくない気がするのですが~。
とにかく、そんなところにひらぎは魅力を感じます。
その魅力を十分味わえるのが、ボレロだったりハンガリー舞曲だったりする・・・ようなきがするのです。
(素人らしく断言を避けてみました)
ほかの楽曲についても感想は多々ありますが、素人はこの辺で。
余談ですが!
演奏終了後、会場を出ようと席を立つと、楽屋に向かう竹中直人さんとすれ違いました。
テレビで見たときのイメージより小柄で驚いたのと同時に、ものすごい渋カッコイイ方でした。
秀吉をやった時や、ちょっとシリアスモードのシュトレーゼマンをやったときのような真剣なお顔だったからなのか・・・でも、体全体から出ている雰囲気は、やっぱり渋くてカッコイイ、大人の雰囲気の方でした。
竹中さんといえば・・・映画版のだめカンタービレ後編の撮影中のはず?
そしてさらに、ドラマ版のだめの初期に、千秋をピアニストに迎えてのピアノコンチェルトを指揮したシュトレーゼマンを演じていましたね。
その、ラフマニノフのピアノコンチェルトを演奏した今日。
楽屋に向かう竹中さん。
なんだかちょっと、一人でいろいろ考えてムフフっと微笑んでしまうのでした。
指揮:西本智実
ピアノ:ウォニー・ソン
演奏:ラトビア国立交響楽団
- チャイコフスキー: バレエ組曲「白鳥の湖」よりワルツ
(Tchaikovsky: Swan Lake, OP.20 - Waltz)- ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2 番 ハ短調 作品18
(Rachmaninov: Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18)- ブラームス: 交響曲 第4 番 ホ短調 作品98
(Brahms: Symphony No.4 in E minor, Op.98)- アンコール曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 アレグロ・モルト
(Brahms: Hungarian Dances No.1 in G minor Allegro molto)
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