西本智実 with ルーマニア国立ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー
横浜みなとみらいホール 大ホール(1階C8列)
チケットは、入手困難といわれている、西本さんのコンサート。
宝塚は見事な惨敗なんですが・・・
嬉しいことに、チケット入手に困ったことがないのです。
そのうち、取れなくなってしまうのかな?!とヒヤヒヤしつつ、お正月のニューイヤーコンサートに引き続いて、GEPOとのコンサートに行ってきました。
お正月から、この日の間には、マーラーやくるみ割り人形のコンサートもありましたが、お財布事情的、スケジュール的な理由から行かなかったので、ウキウキして出かけました。
会場は、みなとみらいホール。
初めてのホールです。
後ろのパイプオルガンが凄くきれい!あのパイプオルガンの演奏も聴いてみたい♪
いつか、バロック音楽でパイプオルガンとの演奏でも指揮している姿が見られるといいなぁ。と、勝手なことを妄想してしまいました。
今回は、前方、下手側。
やっぱり西本さんをじっくり見つめるには正面席が一番素敵な場所ですが・・・。
当然音も楽しみたい!
そして、西本さんの表情は正面よりも流し目がタイプ!なひらぎとしては、やはりここは背後に周る正面席が妥当か!ということで、S席をGetするに至りました。
(でもいつかは、バルコニー席を狙いたい・・・!!)
実は既に9月のマーラー公演のチケットも入手済みなのですが、海外遠征+サントリーホールという素敵コンボで、1F席はお財布事情で挑戦できませんでした・・・(・ω・。
そんなわけで、次回は2F席からの観覧なので、今回は是が非でも、じっくりと目の前の西本さんを楽しみたい!という意気込みも隠れていたりするのです。
開場まで、みなとみらいの公園をぶらぶらお散歩して、時間をすごしてから、開場へ。
開場は、やはりどちらかといえば年齢層は高め。
年齢層低めなライブとは違うこの雰囲気、けっこう好きです。
実はラフな格好でも全然問題なクラシックコンサートですが、あえて、ちょっとおしゃれをして楽しむのが、個人的な楽しみ方です。
(人によっては、ラフな服装に不快感を感じる方もいるので、高額席になればなるほど、なるべくそうやって楽しむようにしているというのもあったりなかったり。)
みなとみらいホール、音響が結構いいと思うんですがどうなんでしょう。
けっこう、あの音好きかもしれません・・・!!!
前半のバルトークとプロコフィエフは、心地よく楽しみました。
古典系がすきなひらぎには、ちょっと小難しい雰囲気のある独特な曲調がすごく楽しい!
華やかだったり、優雅だったりする雰囲気に合わせて、西本さんの舞うような指揮と、オケの音にうっとりするのです。
この音が、Alpha波を刺激してくれるので、催眠状態に陥っている方も何人かいました(笑
途中、拍手のフライングがあって、会場の雰囲気がちょっと和んだときのコンマスと西本さんのアイコンタクトが、すごく楽しそうで・・・ニューイヤーのときも思ったんだけど、西本さんのコンサートって、曲中はすごくその曲、作曲者の世界観が広がるのに、演奏中以外のときはすごくアットホームな雰囲気を感じるきがするのです。
みなさんは、どうなんでしょう・・・。
さて。
休憩を挟んだ後半のブラームスは、本当に、心のそこから、「やられた!!!!」と思いました。
西本さんが、かっこよすぎるんですよ!当人だけでなく、音も!
壮大で、やさしくて、でも強い。そんな雰囲気。
しかも、なんと言えばよいのか、「期待に答えてくれる」というか、「期待を裏切らない」盛り上げ方をしてくれるんですよねぇ・・・。
拍手のとき、本当はスタンディングオヴェーションな気分だったんですが!
勇気が出なかったので、前のめり拍手をしました(笑
アンコールのハンガリー舞曲は、鼻血が出るかと思いました。
冗談じゃなくて、すごくまじめに!
あの曲の緩急のある雰囲気は、西本さんの持ち味が凄く生きるんじゃないかな。
というか、生きているように見えたのです。
ピアノしか演奏経験はないけれど、西本さんの指揮は、簡潔で、明確で、素人目にもよくわかる。
だから、ハンガリー舞曲のような緩急のある曲で、その凄さが見えるんじゃないかな。
なんて、素人分析をしちゃったりしたんですが。
もう、とにかくそのすばらしさったらなくて、きっと会場にきていた人みんながそう思っていたんだろうと思えるような、すごい拍手でした!!
ハンガリー舞曲は、ブダペストのCD、DVDにも収録されてるので、是非見てみてください。
Youtubeでも、見れるかもしれません。(なくなっていなければ)
交響曲第1番、CD化してほしい・・・すごく良かったぁ!!
実はコンサートで一番好きなのは、西本さんがお辞儀をするときの直前の小さな仕草。
宝塚の男役トップスターと並んでも、負けないぐらい、かっこいいんです。
目線とか、顔の下ろし方とか、全部が・・・。
演奏中、お隣のひとがビニール袋の入ったかばんをゴソゴソあさって、ベルクロテープをビリビリ・・・ビリビリ・・・と鳴らしながらオペラグラスを取り出したり、演奏後の拍手中の様子をコンデジに収めたりと、少々お里が知れる行為をしていて、すごく悲しい気持ちになりました。
素敵なコンサートだったので、余計に。
西本智実 with ルーマニア国立ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー
Tomomi Nishimoto with George Enescu Philharmonic Orchestra横浜みなとみらいホール 大ホール
▼出演
▼プログラム
- バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
Bartók Béla Viktor János : Romanian Folk Danves, S.76- プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 「古典」 作品25
Sergei Sergeevich Prokofiev : Symphony No.1 in D major,"Classical," Op.25- ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
Johannes Brahms : Symphony No.1 in C minor, Op.68(アンコール)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ト短調
Johannes Brahms : Hungarian Dances No.5 in G minor
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