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おくりびと

  • 2008年10月30日 20:50
  • 映画
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おくりびと

おくりびと

映画館で見終わったとき、「いい映画を観たな」って思った。
「あぁ、楽しかった♪」と思うのはいつものことで、お気に入りの映画なんかはそれ以上に満足したりするんだけど、この"おくりびと"は、それとはちょっと違う意味で、「いい映画だな」って思った。

今まで、「いい映画だな」って思ったのは、"レインマン"。
本当に、久しぶりに心から感激してしまった映画に出会ったというわけ!

映画館は、午前中だったからか人が半分も入ってなかったから場内の雰囲気も良かった。
映画上映中にストーリーにみんなで一喜一憂しているのがわかるのも心地よかった。
食事のシーンでいたるところからおなかがなる音が聞こえたり、悲しいシーンでは鼻をすする声が聴こえたり、面白いシーンでは笑い声が上がったり。
場の雰囲気が、映画に染まるのって、なかなか感じたことがないなぁ。
昔、"スレイヤーズ"の劇場版を見たときぐらいかな。w

映画全体が「生きること、死ぬこと」についてを描いているように感じるし、納棺師っていう仕事も手伝って、内容は凄く重いように感じるんだけど。
すごく重いテーマを、日本人のなさけないところや、妙なほどの美への追求を交えて、あえてコミカルに表現したり、あえてシリアスにまとめてみたり・・・そういう、テンポの良さがあったから重苦しい雰囲気なんか全くなかった。

ストーリーも、役者も、BGMも、全部がテンポが良かったんだよね。
思い出してみても、心地がいいというか・・・リズムがある映画だった気がする。

映画を見終わって、WCに入ったら、年配の女性数人が「自分の母親のときを思い出しちゃった」とか、共通の知人の病状について話していた。
映画を見た後、そうやってストーリーのテーマみたいなものが話題にあがるって、ありそうで無い気がする。
ストーリーの内容について語ることはあっても。
(あ、そういう意味では"ALWAYS 三丁目の夕日"も同じような話題が出てくるかな。)

メッセージ性の強さってことが言えるのかな。
映画が伝えたいもの・・・メッセージがちゃんと伝わって人の記憶や思いを動かせるって、やっぱりいい映画だと思うんだよねぇ。

【データ】

リストラされたチェロ奏者・大悟(本木雅弘)は、故郷に戻り、求人広告を手にNKエージェントを訪れる。しかし、そこの社長・佐々木(山崎努)から思いもよらない業務内容を告げられる。それは、遺体を棺に納める"納棺師(のうかんし)"の仕事。妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、見習いとして働き出す大悟。だがそこには、様々な境遇のお別れが待っていた...。新人納棺師の日々と、葬儀に集まる多彩な人々を描く、ユーモアあふれる感動作。

Comments:2

ヒトリグミ 2008年11月 4日 09:39
この映画はいい映画でしたね~ ワタシもこの映画を観て、 「これはいい映画を観たもんだなー」 って思いました^^ 納棺師の所作の美しいことったら・・・ 素晴らしいの一言でしたね。 たくさんの方に観てもらいたい映画、ですよね♪
ひらぎ 2008年11月 4日 14:25
*ヒトリグミさん* 本当に良い映画でしたー♪ 本当に、キレイでしたね。 もっくんの、情けない顔と、キリリとした顔のギャップがそれを引き立てていた気がします。 もー、めっちゃオススメしたい映画です。 ゴリ押ししたいですね(*'▽'*)

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