- 2006年1月14日 16:54
- 映画
キアヌ作品で、どれがいいときかれると、「ストーリーはさて置いてキアヌのかっこよさで選ぶならマトリックス!」と答えるだろうと思っていたあたしなんだけど。
今回コンスタンティンを見て、それは「コンスタンティン」に変わったかも。(笑
キアヌの横顔からの睨み目が好きな私。(ぇ
ストーリーもキアヌのかっこよさも断然コンスタンティン!!
さて。DVDも出ていることだし、ネタバレも多少は有りなのかしら?
これは、アメリカのコミックの映画化らしいんだけど、結構すきよ。こういうの。
ものすごくファンタジー。
ジャンルにオカルトが入ってるのが日本独特の価値観なのかしら。
聖書を元にしたファンタジーと考えるべきだとおもうのだけど。
天国・物質界・地獄の3層の戦いの延長戦を思わせるかのような作品。
でも主役はキアヌ。(笑
登場人物は、コンスタンティンと、その周りの協力者たち。
それから、双子の姉を自殺で無くした警察官アンジェラ。
それから、地獄の神ルシファーと、天使ガブリエル。
ロンギヌスの槍と、最後の審判をかけた物語なのかな?
ヘビースモーカーで、神を信じる気は微塵もない、そんなコンスタンティン君。
彼は3分間だけの自殺をしてしまったために、死後は地獄へ行くことが決まっている存在。
そして、末期の肺癌の持ち主。
しかもどういうわけか、異質な能力故にルシファー自らが迎えにきたがるほどの人物。
でも、地獄になんか行きたくない彼は、自分が天国に行くためだけに、ルールを破り人に取り憑くことで地獄から物質界にでてきている悪魔をひたすら地獄へと追い返す「エクソシスト」を仕事にしてた。
自分を犠牲にして、悪魔を追い返すことで、罪が償えると思ってた。
でも、本当の自己犠牲はそういうものじゃないんだけどね・・・。
ただ、人に取り付くことで物質界にでてきていた悪魔たちが、なぜか物質界に実体をもって入り込めるようになってることにコンスタンティンが気づくことから物語が始まるの。
双子と、ロンギヌスの槍の関係。
ガブリエルの目論見。
ルシファーとコンスタンティンの関係。
謎がいろんなところにちりばめられていて、それが最後に一つになる。
ストーリーはやっぱりコミックが原作なだけあって「あぁ・・・」っていう結論だと思うのだけど、それを、あーやっぱりコミックが原作なんだな、って思わせない映画の作り方をするのは流石。
地獄の様子も所々に出てくる、"ルール"も宗教的概念をしっかり取り入れているのがぬかりないかんじで(笑
ガブリエルは東と水に属するとされている話もあって、それを関連させているのかとある儀式で椅子を「東」むきにさせていたり、媒体に「水」をつかったり。
もちろん、水はそれだけじゃないけど。
そういう宗教概念をいろいろと知っていれば、ただ、ファンタジーアクションとしてこの映画を見るよりも、ふかーくふかぁ~くストーリーを楽しめると思う(笑
ただ、ロンギヌスの槍は別にいらないんじゃないかなって思ったりもするし、ガブリエルをそういう使い方しちゃったらヤバイんじゃないの?って思ったりもする。
え、そこは突っ込んだらいけないのかしら。(汗
でもガブリエルと、ルシファーのイメージはぴったりでした。素敵(笑
【データ】