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我侭

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TとNとYとの4人で動物園(植物園かな?)に行っていた。
午前中は色々見てまわって、お昼ご飯を食べることになった。

食事場のある建物は、たまに夢に出てくる風景。
基本的に小学校と同じつくり。
高学年棟の1Fに似たフロアに食事をする個所が何箇所か出ている。けど、そこで何かを食べられたことは一度もない。

今回も、ここにしようときめたのに、予約があるからと断られた。
中には何人かが食事をしているのが見える。
風景は教室と全く同じで、テーブルも学校のそれと一緒だった。
他の場所も、断られたとUに言われた。
予約があって入れないのに、どうしてメニューを出したりしてるんだと口論になっているうちに、お店のひとが消えてしまった。

何軒かの看板が出ていた廊下が、ガランとしてしまい、いつのまにかRとNとYも居なくなっていた。

あたしは、みんなが自分を置いてどこかに言ってしまったことにものすごく悲しんで、腹を立てた。
でも何故か不安で、その場を動くこともできず、ただ立ち尽くしていた。
そのうち、不安が強くなり、発作がおこりはじめたころ、RとYがパンを持って戻ってきた。

「どうして置いて行っちゃうの?」

あたしの言葉に2人は腹を立てた。
「は?」
「何甘えたこといってんの?」
他にも色々と罵られ、あたしが我侭だと怒鳴られた。

お店の前にはちょっと広いスペースがあり、机とイスが置いてある。
そこでNとRとYの3人は、買ってきたらしいパンを食べ始めた。
あたしは言われたことにショックをうけ、発作もおさまらず、たまらずにトイレに逃げ込んだ。

泣きながら必死で落ち着こうとしていると、Rがはいってきた。
何か、あたしを慰めるようなことを言っているが、棒読みのような気持ちのはいっていない言葉に、余計あたしは傷ついた。

2人でみんなのところに戻ると、何人か人が増えていた。
Nが何か薬を飲んでいる。
みんながそれは何の薬だと聞きながら、何故か会話が盛り上がっている。

あたしはもう、発作もおさまらず、耐えられなくなったので、同じように薬の入ったケースを取り出した。
あたしにもそれは何の薬だと聞かれたが、答えなかった。
色々たずねられたがそれどころではなく、持っていかれてしまったケースを取り返すと、ケースの間仕切りがボロボロになり、数種類ある薬が全部ゴチャゴチャになっていた。

いつもの2倍の量の薬をのみ、ケースを直してかたずけ、鞄にしまいった。
3人は昼食を終え、Yが予定があるから帰るといっている。
あたしは何故かそこでまた怒りを覚えた。
NとRが誘ってくれたのに予定午後に予定を入れるのは酷いじゃないかと怒っている。
NとRも初めて聞いたような顔でとても残念がっている。
Yはうんざりした様子であたしを見て、何か言った。
あたしはまたその言葉にショックを受けて、薬を飲んだにもかかわらず発作が酷くなってしまった。

あまりの酷さに机にうつぶせになっていると、Yが心配そうに何かをいっている。
けれど、あたしは悲しくて苦しくてなにも答えられなかった。

そこで目が覚めた。

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